kokoko’s diary

気持ち高ぶりがち

THE RAMPAGEに拳を掲げるまでの半年の話

先日よりTHE RAMPAGE from EXILE TRIBEのファン界隈の一部では、沼落ちブログなるものが流行っている。どうやらHiGH&LOW THE WORST(通称:ザワ)をきっかけに彼らを推すようになったファンの間で、いかにして自分が沼にハマったのかを書き記すちょっとしたムーブメントが起きているらしい。いくつかブログを読ませていただき、「なるほど同じタイミングで同じものにハマるにも、人の数だけ色んな経緯があるんだなぁ……」とごく当然のことをしみじみと思った。そして同時に、私もこの界隈に足を踏み入れて1年強が経ったことに気づいたのである。このあたりで、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEとの出会いを振り返ってみるのもいいかもしれない。というのも、私自身「自分がどのタイミングで沼にハマったのか」をいまだにハッキリわかっていないからである。そこで今回、人様のブログの流れに便乗して、唐突だが自分の沼入りを振り返ってみたいと思う。

※念のため注意書をさせていただくが、これは「ハマってない…まだハマってない……」と往生際悪く呟きながらずるずると落ちていくタイプのオタクの回顧録なので、矛盾した行動のオンパレードとなる。ハマる以前のこととはいえ、失礼なことを書く恐れも大いにある。その点ご承知おきいただきたい。加えて、書いていく内容の時期が1回目の緊急事態宣言と被るため、そのあたりの話はあまり読みたくないなぁという方にはブラウザバックをおすすめしたい。

まず大前提の話である。
THE RAMPAGE from EXILE TRIBEのことはご存じだろうか。このブログをわざわざ読まれている方はもちろんご存じだろうと思うが、一応書かせていただく。
THE RAMPAGE from EXILE TRIBE(以下、THE RAMPAGE)は、LDHという事務所に所属する、3人のボーカルと13人のパフォーマーで構成された16人組のダンス&ボーカルグループである。「from EXILE TRIBE」とつくことからもわかるように、ざっくり言うとEXILEの弟分という位置付けにある。詳しくは省略するが、HIP HOPを軸にした楽曲、人数をいかした迫力あるパフォーマンスが魅力のグループである。


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そのTHE RAMPAGEに私がどのようにしてハマっていったのか、というのが今回の記事の大テーマである。
ここで簡単に私の自己紹介をさせていただく。私は幼き頃より漫画とアニメの二次元畑で育ったバリバリの二次元オタクである。直近のジャンルは「ハイキュー!!」文字通りのバレーボール漫画だ。過去には「アイシールド21」「弱虫ペダル」「黒子のバスケ」「ダイヤのA」など、特にチームスポーツものにハマってきた。「テニスの王子様」や「弱虫ペダル」以降、いわゆる2.5次元舞台も好んで観ているが、基本的な立ち位置は「二次元作品オタク」である。つまり、本来THE RAMPAGEと接点がまるでないはずのオタクだったのである。
そもそも私は、LDHのことをほぼ何も知らなかった。国民的グループであるEXILEのことですらも「Choo Choo TRAINや道は知ってる……」というレベル。「三代目は岩ちゃんの名前は何となく知ってる……」とか「GENERATIONSはONE PIECEのOP(ドレスローザ編の「Hard Knock Days」のことである)」とか。正直に言えば、EXILEと三代目とGENERATIONSの繋がりすらうすぼんやりとしか理解していなかった(それすらも怪しい)。恐ろしいほどの疎さと鈍さである。そんな状態なので、当然ながらその後輩グループであるTHE RAMPAGEのことも知らなかった。よく「オタクはEXILE系が苦手だ」という話を耳にするが、通るとか通らないとか、好きとか苦手以前に、知らなかったのである。どれほど他人に興味なく生きてきたんだ……学生時代なんかクラスで誰かしらはEXILEとかの話してただろ多分……と思いはすれど、それが事実なのでこのまま進めさせていただく。
そんな私がどのようにしてTHE RAMPAGEに出会い、彼らを知っていくことになったのか。時系列で振り返っていきたい。

 

 

早速だが、私が最初にTHE RAMPAGEを知ったきっかけは、2019年の夏にHiGH&LOW(以下、ハイロー)にハマった妹がいたことである。この妹、映画「Diner ダイナー」から窪田正孝が好きになり、突如ハイローに足を踏み入れ、出られなくなったオタクである。そんな妹により、我が家では2019年夏以降、HiGH&LOW THE MOVIE(通称:ザム)をはじめとするハイローシリーズのDVDが流れまくっていた。しかしこの時、私は別ジャンル(先ほど作品名をあげた「ハイキュー!!」のことである。当時はその舞台化作品「ハイパープロジェクション演劇 ハイキュー!!」のDVDを暇さえあればいつも見ていた)に忙しく、完全にスルーして過ごしてしまった。実に惜しいことをしている。


そうこうしているうちにザワが劇場公開され、二次元オタクである私のTwitterのTLにも表れるようになった「ザワ」の文字。映画の感想や応援上映のレポなどを見かけて、俄然興味を引かれ出す私。オタクは単純である。ともあれ、ようやく腰を据えてハイローシリーズを見た私は見事にスッ転んだ。

ハイロー……めちゃくちゃ面白いじゃないかよ……。

チームそれぞれに爆上げテーマソング。顔のいい男たちの喧嘩。ストーリーはツッコミどころだらけだが、考えるな感じろで気持ちよく突っ走れる勢いに溢れた映画だった。このぶち上がれるコンテンツを前にしてよく平然とできていたものだ、過去の私は。しっかりハマった私に、隣で数ヶ月「いいから見ろ」と言い続けていた妹がぶちギレたのは言うまでもない。「だからずっと言ってたろ!!!!!!」


そんな感じでハイローにハマり出し、2019年11月。HiGH&LOW THE WORST EPISODE.0(通称:エピ0*1 )を観た。この時点で私は轟洋介(轟一派)のオタクになっていたので、轟と辻と芝マンの関係性には泣かされたものである。もちろん、村山とのやりとりは言うまでもない。今回初登場かつメインとなる楓士雄と司くんには「彼らが噂の…!」と思った。噂の、というのは、TLでなんとなく見かけていたのと、ザワを鑑賞済みの妹から聞いていたからである。ちなみに「めちゃくちゃ顔がかわいい子が出てきたらそれが司くん。ほくちゃん。」と説明されたので、「顔がかわいい!この子が司くんだ!(正解)」となった。つまり、THE RAMPAGEで一番最初に名前を覚えたのは北ちゃんこと吉野北人くんということになる。そんな楓士雄と司くんの中の人はTHE RAMPAGEのボーカルであると妹から聞いたが、「THE太陽属性少年漫画主人公の楓士雄*2」も「アンニュイな雰囲気のある不良少年の司くん」も演技がとても自然ですんなり観られた。のちのちのことを思えばすんなり見ている場合ではなかったのだが、役者として上手かったのでごく当たり前に受け止めてしまっていたのである。

 

妹から音楽番組「ベストアーティスト2019」と「2019 FNS歌謡祭」を録画するよう頼まれたのはその頃である。出演するアーティストの中に、THE RAMPAGEの名前があったからだ。そこで私はダンス&ボーカルグループとしてのTHE RAMPAGEを認識しはじめることになる。エピ0は観たものの、彼らをまだ役としてしか認識できていなかった私は「だから!ザワの曲を歌っているグループで、楓士雄と司くんがボーカルで、辻と芝マンもいる!!」というめちゃくちゃざっくりとした5回目ぐらいの説明をされながら録画をし、TVパフォーマンスを見た。どう思ったかといえば、シンプルにかっこいいな、であった。ベストアーティストで披露された『SWAG&PRIDE』*3も「ザワの曲だ!」と馴染み深くとてもかっこよかったし、FNSの『いつかのメリークリスマス』のカバーも「こういう曲も歌うんだ!」と楽しませてもらった。同じくFNSで披露されていた『Move the World』*4も初めて聴いたながらにかなり好きだなと思った。

https://youtu.be/Oy_UURDHcEU

https://youtu.be/0Frmouwasj0

しかし、これまで音楽やアーティストにのめり込むという経験をしたことがなかった私は、その次の行動がわからなかった。「いい曲だな……」で完結させてしまったのである。これまた今思えばとんでもなく惜しいことをしている。

ともあれ、地上波の2番組でTVパフォーマンスを見たことで、今までTLで見かけていた「THE RAMPAGE」の文字たちにようやく姿が伴ったわけである。


12/26に横浜アリーナで「HiGH&LOW THE WORST VS THE RAMPAGE from EXILE TRIBE PREMIUM LIVE SHOW」なるものがあり、ライブビューイングもあるらしいと聞いて、興味を引かれた。しかし、翌日が仕事だったことと、予定があわなかった妹から「お前だけ行ったらころす……」と地獄の底から出したかと思う声で言われたので諦めた。ここでライブパフォーマンスを見ていたらこの段階でTHE RAMPAGEにしっかりハマっていたかもしれなかったが、行けなかったことだけが事実である。TLに流れてくるレポは見ていました……行ってみたかったな……。

 

 


突然だがここで1つ、懺悔しておきたいことがある。

お気づきかもしれないが、私はここまで(2019年末までの記述)でザワ本編のことについてなにも話していない。なぜか。……ザワを見ていなかったからであることを白状しておきたい。ハイローにハマったと言っておきながら、一度もである。理由はただひとつ、私がアクション映画のカメラワークにとても弱いからであった。端的に言えば「酔う」のである。ハイローシリーズといえばトップクラスのアクション映画として評価されている作品である。それはDVDでも散々見たので十分理解している。理解しているからこそ、スクリーンでの大迫力アクションに私の体が耐えられる自信がまったくなかったのである。観たい、観たいけど……でも……というあまりにも弱すぎる理由で、周りが何度もザワをキメまくる中、私は家でハイローシリーズのDVDをループしながらザワの摂取を回避し続けていた。バカの所業である。とはいえ、先ほども述べたとおり、私は轟洋介に転んでいたので、 ドラマSeason2とザムをループし続けるのは楽しかった。村山VS轟のタイマン時に流れている『Unbreakable (GENERATIONSとTHE RAMPAGEのVS曲である)』と辻芝マンの登場シーンでかかる『FIND A WAY (こちらはTHE RAMPAGEの単独曲)』もとても気に入り、ハイローのベストアルバムの中でも1番聴いた。*5

その結果として、轟役の前田公輝くんの出演作を掘りまくることになった。公輝くんについての細かな話は今回のブログでは割愛するが、この過程が私がTHE RAMPAGEにハマる大きな要因の一つであった。それについては後述する。

さて、ザワを観ないまま迎えた2020年元旦。私はABEMAで配信されたレモンサワー新年会*6をちゃっかり見ていた。妹がではない、私がだ。ハイローオタクのいるTLにリンクが貼られているのを見かけて、ひょいと覗いてみたのだ。大変面白かった。レモンサワーで乾杯したのちの万歩計対決(?)では「酒飲んだ若者にケツを振らすな!」などと叫んだ記憶もある。あとはダーツをした壱馬くんがとても様になっていたのも覚えている。黒髪マッシュで上下黒の服とも相まってとても静かな雰囲気があり、好印象を抱いていた。楓士雄のイメージとはだいぶ違うが、そもそもエピ0を見た時も役は役として受け止めていたので違和感すら覚えていなかったように思う。このレモンサワー新年会でTHE RAMPAGE16人のわちゃわちゃ具合に心が惹かれていくのは薄々感じていた。が、まだ追いかけるには至っていなかった。あくまでもTHE RAMPAGEは妹が好きなグループ、であったからだ。(まだそう思っていた)

その後、世間はコロナ禍に突入していくわけであるが、3月の中頃までの記憶はあまりない。ので、かっ飛ばしていきたいと思う。2月から3月半ばは、おそらくかなり余裕がなかった。この頃から舞台やライブをはじめとする多くのイベントが感染拡大予防のために延期や中止になっていったということだけは述べておく。

時は3月下旬、3/24 THE RAMPAGEが朝の情報番組「ZIP!」に全員で出演すると聞いた。これまた軽い気持ちで録画をし、放送を見た。全員黒スーツというのがめちゃくちゃきまっていて、ウワッ似合う!!と思ったのを覚えている。この時点で認識できているのはあいかわらず壱馬くん、北ちゃん、龍ちゃん、昂秀くんくらいであったが、皆とても頑張っているのが伝わってきて好印象であった。この日TV初パフォーマンスであったバラード曲『INVISIBLE LOVE』、そしてお馴染みとなった『SWAG&PRIDE』はどちらもかっこよくてとても良かった。そして番組終了間際に山下健二郎さん(彼らにとっては事務所の先輩である)と枡アナウンサーがしていた「掃除させますんで」「さすが、しっかりした事務所でいらっしゃる」というような会話と、床を拭く仕草をするメンバーの姿から「THE RAMPAGE…いい子達なんだろうな」というイメージがついた。TwitterのTLでゴミ拾いとかお片付けについての話で「THE RAMPAGEめっちゃいい子達だ……」と思ったツイートを見かけたのも確かこの時だったと思うが、これに関してはあまり自信はない。
そして同日、ニコ生では無観客ライブイベントをおこなっていた……のだそうである。というのも、当時の私は完全にスルーしていたからだ。そんな特大イベントの情報をちゃんと仕入れきれていないあたり、やはりしっかりとはハマれていなかったのだろう。

数日後の3/28、私はザワを観るために映画館へ足を運んでいた。ドリパス*7でチケットを取っていたのである。コロナの感染が拡大し始める中、行くべきかめちゃくちゃに悩んだが、おそらく最後の機会だと言うことで、しっかり感染対策をしてザワを鑑賞した。

ザワはとにかくとても面白かった。ぶち上がりポイントがこれでもかと用意されており、同時にツッコミどころも満載だった。そしてやはり顔のいい男たちのバチバチの喧嘩と最高のBGM。心配していた画面酔い問題はところどころ(村山VS轟のタイマンシーンの鬼カメラワークなど)危なかったものの、それ以上に「なんだこのおもしれえ映画」という気持ちが勝っていた。ようやく轟ちゃんの時間を進めてあげることができたという謎の感慨(自分が観に行かないから止まっていたんだよ時間は……ごめんな轟ちゃん……)と、エピ0鑑賞時よりも壱馬くんの解像度が上がった結果「役とイコールできない」という案件が発生した。映画館から駅までの数分で、一緒に見に行っていた妹に「壱馬くん本人を少し知ってしまったせいで楓士雄がわからなくなった」と何度言ったかしれない。たぶん10回は言っていたと思う。多くのザワを見た人が抱いたという「(壱馬くんと楓士雄)本当に同一人物か……?」という感情を、私は数か月の時間差でバシバシ感じていた。

そして勢いのまま3/31にYouTubeで公開された『INVISIBLE LOVE』のMVを見た。


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その日の私はひぇ~と奇声のツイートをしていた。それもそうである。私はつい数日前にザワを摂取したばかりなのだ。そんなもん振り幅の暴力である。さらには芝居パートには個々に設定があり今後インタビューなどで出していくと聞いて、興味が湧いたともツイートしている。Amazonの購入履歴によれば、この日のうちに1stアルバム「THE RAMPAGE」を購入していた。とにかく急いで摂取したかったようである。勢いってすごい。


ここで話は変わるが、先程触れた前田公輝くんの話を少しさせていただきたい。ハイローの轟役でお馴染みの公輝くんである。
公輝くんがお誕生日である4/3にインスタライブをするという情報が解禁された。SNSTwitterしかしていないというこれまた疎いオタクであった私は、それが見たいという理由で初めてInstagramに登録した。これが4/1の出来事である。

そしてその日、インスタライブを行っていたのが壱馬くんだったのである。いまいちInstagramの使い方がわからず、色々ためしにいじっていた私がたまたま見ることができた初めてのインスタライブであった。
コロナの関係で開催中のツアーの公演が中止になってしまったことは知っていたし、ご自身の仕事の状況も目まぐるしく変わる日々で大変であろうことは察せられた。しかしそんな中でインスタライブを行い、自身の体調は大丈夫であること、そして「皆さんもちゃんと予防して、元気に、みんなで乗り切りましょう」と発信している姿に、ものすごく胸を打たれたのを今でも覚えている。なんてファン思いな、しっかりした人なんだと思わずにはいられなかった。このインスタライブで私の中には壱馬くんへの謎の信頼感が芽生えていた。徐々に高まっていたTHE RAMPAGEへの興味が、ここにきて私のオタクとしての「もっと知りたい!!」になったのだった。


知りたい、となればオタクはめちゃくちゃ調べる生き物である。そうなった時、やはりTwitterは非常に便利だった。公式のツイートはもちろん、WEBインタビュー記事、ファンの方が書いたプレゼンシートやファンアート、ライブやイベントやTVパフォーマンスのレポなど、とにかく情報がたくさんある。もとより私は文字での情報収集が好きなタイプなので、数多のツイートや記事はとても勉強になった。さらに言えば、二次元を主としてきたオタクにとってファンアートはお顔と名前を一致させるのに適していて、そこから一気にご本人と結びつけて覚えられたと言える。本当にありがとうございます。どれも素敵なイラストでした。
そして、その時期にリアルサウンドでメンバー1人1人を取り上げたコラム(THE RAMPAGEメンバー分析[入門編])*8が連載されていたのもタイミングが良かった。その時点では第7回あたりだったと思うが、公開されている回を一気に読んだ。読みやすく、個々のメンバーのことが詳しく書かれており、入門編としてとてもありがたかった。

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ちなみに購入したアルバム「THE RAMPAGE」も聴いた。聴く曲聴く曲とても好みだった。特に『FRONTIERS』はめちゃくちゃ気に入って、もっとTHE RAMPAGEの曲を聴きたいと思うようになっていた。


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このアルバムにはMV+ドキュメンタリーと、ホールツアー"GO ON THE RAMPAGE"のライブ映像が特典でついていた。ライブ映像盤の方は手持ちの機器と相性が悪く、なかなか再生できないトラブルがあってこの段階では見られなかったが、MVとドキュメンタリーは見た。MVはどれも魅力的だったし、ドキュメンタリーの方も心に刺さっていくのを感じていた。なにしろ私は個が集まってチームになり一つの頂を目指していくようなスポーツジャンルでここまで育ってきたオタク……彼らの歩みを知りたい、と思うのは当然の流れであった。


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この時点で既にめちゃくちゃハマっているじゃないか、という話なのだが、こういう調べまくっている時期のオタクは十中八九「まだハマってない」と言いたがる。少なくとも私はそうだった。
そんな知りたい欲が爆発していた頃、THE RAMPAGEは「INVISIBLE LOVE」のリリース記念で、インスタグラムのコラボ機能を使い2人1組でのコラボインスタライブ「STALI HOMIES(スタライホーミーズ)」を8日間連続で行っていた。4月頭にインスタライブの見方を覚えたオタクは、全8回しっかり見させていただいた。この機会があったことで、パフォーマンスから離れた部分での彼らを知ることができ、グッと解像度が上がったと言える。(特に印象に残っている初日と最終日のダイジェストを載せておく)

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これが2020年4月20日以降なわけであるが、THE RAMPAGEの情報を集めまくっていたこの時期、世間は緊急事態宣言真っ只中であった。

私もまた「楽しい!」をかき集める半面、多くの例に漏れず精神的疲弊を感じていた。コロナにより仕事の方針転換が毎日続き、さらにコロナ対応のため突然の異動が下されていたのである。期限付きではあるが、普段とまるっきり異なる仕事をすることになり、まったく知らない人たちの中にぶちこまれることになった私は完全にビビっていた。このままでは心が折られる。そう思った私は、なにをしたか。

LDH TV(現:CL)に登録していた。

なぜ?と思われるかもしれないが、ハマったと自覚する前に、登録制有料コンテンツに手を出していた。LDH TVの頃をご存じの方はこの行動のおかしさがお分かりだと思う。LDH TVの加入条件*9に、ファンクラブ入会があった。つまり私のファンクラブ入会もこの時ということになる。……いよいよ何をもってハマったというようになるのか怪しいが、この時の私はとにかくLDH TVを見られる環境を整えたかったのである。

理由は簡単である、先手ご褒美だ。再三言うが、オタクは単純である。あとで「楽しみ」があるとなれば頑張れてしまうし、「楽しみ」を得ると心身とも体力が回復する。
LDH TVで観られるTHE RAMPAGEの配信番組「ガチTV」が確実に面白いことは、TLを見ていれば十分にわかっていたので一切躊躇いがなかった。
初回配信のしまなみ海道や大阪三本勝負にめちゃくちゃ元気をもらい、異動先へと乗り込んだのであった。


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この頃には、THE RAMPAGE16人の顔と名前が完全に一致するようになっていた。


ここまでしておきながら、まだ私はハマったと口にできずにいた。なぜか。

誰にも伝えられないからである。通常時ならばオタク友達に声を大にして語ることで、否応なくハマっていることを自覚できた。しかしコロナ禍というこのご時世的にそれはできず、職場も知り合いがいないので趣味の話をする相手もおらず。結果、悶々としたまま何となくTHE RAMPAGEのことを考えている日々を送っていたのである。もはや読んでいる方も意味がわからないと思うが、私にも意味がわからない。

しかし、このハマったハマってないという話の決着は、こののちあっさり着くこととなる。


5/6、ABEMAでアリーナツアー"THROW YA FIST"のライブ映像が無料公開された。太っ腹すぎると話題になっていたそれを、私は見た。拳を掲げていた。

場所は当然自宅だ。誰と観るわけでもない、私一人であった。己の意思で、私は右拳を高く掲げていた。
もはや認めざるを得なかった。開き直るしかなかった。完全にどハマりである。
16人のライブパフォーマンスにはとんでもない引力があった。初っぱなの花道から目が離せなかった。好きな曲、好きな曲、また好きな曲。集中連打である。ぶち上がる曲、バラード、パフォーマーのダンスパート、DJ、ラップ……盛りだくさんだった。そして何よりアンコール。彼らのもつ圧倒的な熱量に文字通り飲み込まれたと思った。「拳を掲げろ」という言葉に思わず体が動いていたほどだ。

拳を掲げながら、私はTHE RAMPAGEにハマったとはっきりと自覚した。

 

そのままの勢いで2ndアルバム「THE RIOT」を購入した私は、特典のライブ映像(アリーナツアー"THROW YA FIST")を毎日見て出勤した。おかげで本当にしんどかった5月を乗り切れたといっても過言ではない。ありがとうTHE RAMPAGE。

 


というわけで、ここまで時系列でつらつらと書き連ねてきたが、私は結局どのように彼らにハマったか。端的にまとめると、「HiGH&LOWでTHE RAMPAGEに出会い、コロナ禍の自粛期間に彼らが発信してくれたことで彼らに興味を持ち、ライブパフォーマンスでハマったことを認めた」ということがわかった。コロナ禍にあってもTHE RAMPAGEが発信し続けてくれていたことが最終的な沼入りに繋がったのだと思っている。これはずっと感謝したいと思っていることでもある。

 
このツイートは3rdアルバム「REBOOT」発売時のものであるが、おおよそ私が言いたいのはこれである。推させてもらえて良かった。


本題からは逸れるが、どのようにしてハマったかを書いたので、彼らになぜハマったのか(どこを好きになったのか)についても少しだけおまけとして書かせてほしい。


言うまでもないことであるが、やはり16人であることであろう。人数の多さを武器としている彼らはとてもかっこいい。大人数だからこその迫力、バリエーションの多さ。そして16人の個人活動を応援する楽しさも、みんなでいる時の楽しそうな姿を見せてもらえる楽しさもあるのは、好きになった大きな理由である。

それから、とてもファン思いであることもそうだ。彼らに興味をもって追いかけるようになってから、キャス配信やラジオ、SNSなどで彼らがファンのコメントに答えている姿をたくさん見てきた。いつもとても真摯に答えていて、すごいと思った。そしてその考え方がしっかりしていることに毎回驚いていた。素直に尊敬してしまう。特に進路のこと、学校のことについての相談に答えているのを見て(聞いて)いて、どうしても悩んでしまう学生の時期に、こんなにも真っ直ぐな彼らを応援できている学生のファンの方を羨ましいとすら思ったくらいである。THE RAMPAGEが前に立ってくれる世界、絶対強く真っ直ぐ生きられる……。それはそれとして、もちろん学生の時期をとうに過ぎた私も、彼らの考え方に己を正されて頑張っていこうと思わせてもらっている。

そして、これは絶対に言っておきたいなと思うことがある。THE RAMPAGEにハマってからというもの常々感じていることだが、彼らは自分の「好き」にとても正直である。物事に対しても、人に対してもそうだ。歌やダンスはもちろんだが、音楽、ファッション、ゲーム、小説、漫画、アニメ、猫……いろいろな「好き」をはっきり言う。その姿がとても輝いているから、私は彼らに惹かれているのだと思う。

NYLON JAPANに載った際、添えられていたメッセージがとても彼ららしさを感じさせて好きすぎた。インスタのキャプションでも見られるので載せておく。

 
 
 
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ずいぶんと長くなってしまった気がするので、いい加減最後のまとめに入りたいと思う。

ようやくTHE RAMPAGEにハマったと開き直った私のそれからの日々は、とても充実していた。

6/23には壱馬くんのフォトエッセイを手に取っていた。初めてインスタライブを見たあの日感じた信頼感は、彼の根底にある「SINCERE(誠実)」に由来するものなのだと強く感じた。己の信念を真っ直ぐに、一途に貫く姿勢。それから、自分の気持ちを伝えるためにどこまでも言葉を尽くすところ。壱馬くんのそんなところをすごいと思ったし、とても好きだと思った。気づかぬうちに、推したいと思うようになっていた。
そして2020年7月。ABEMAで生配信されたLIVE×ONLINEは、私にとってリアルタイムで初めて体験するTHE RAMPAGEのライブであった。

最高だった。

新規の人間ですらこんなに胸が一杯になるのかととにかく驚いたし、彼らにはステージに立っていてほしいと心から思ったのをはっきりと覚えている。
それ以降も8月にはCLがオープンし、ガチTVやDODGEBALL KINGDOM、キャス配信など、たくさん楽しいものを見させてもらった。ABEMAでは9月のRMPG再演、10月のRFBハロウィン、12月のWINTERライブ、そして年越し合同ライブとLIVE×ONLINE4本が開催され、そのどれもが最高の時間だった。本当にたくさん楽しませてもらった。THE RAMPAGEが2020年の日々を乗り越える支えであったことを、改めてこの場で感謝したい。


実をいえば、私が現在のような頻度でツイートするようになったのは、2021年2月の3rdアルバム「REBOOT」のリリースからだ。それまでは、かなり大人しくひそやかに呟いていたように思う。
しかし、弱輩な一介のオタクである私だが、2020年にTHE RAMPAGEから力をもらった分、かけらでも彼らの活動の"結果になりたい"、彼らに力をもらったことを"言葉にしたい"、と思うようになったのだ。

推しは推せるときに推せという言葉がある。

好きは言わなければ伝わらないという言葉もある。

それを胸に、今後もTHE RAMPAGEを応援したいと思っている。

 

2021年8月、私はいまだTHE RAMPAGEのライブに足を運んだことがない。ホールツアーもアリーナツアーも、ご時世と立場上、申し込むことすらできなかった。正直に言えば、これでファンを名乗ってもいいのだろうかと思う時もままある。「THE RAMPAGEはライブが一番の強み」。これは掘り返しまくった様々なインタビューなどで、彼らが一貫して言い続けていることだった。彼らが一番輝く姿を観に行けないことは、悔しくもあるし、情けなくも感じる。

しかしながら「それでも好きだと言うことだけはできる」と思うので、今後もTHE RAMPAGEを好きだと言葉にしていきたいと思う。彼らが真っ直ぐに、好きなものを好きと言うように。

そして、いつかTHE RAMPAGEのライブを見に行くために、今日も頑張って働いていけるのである。


THE RAMPAGEは現在もアリーナツアー"REBOOT"を開催中である。全員が怪我なくご健康で完走してほしいと、心から願っている。また、メンバーがメインで出演する舞台「ETERNAL」の幕が無事に上がることも、願ってやまない。

 


沼入りブログのはずが、余計な話も大いにしてしまった。しかしながら、ここまで語るくらいにはTHE RAMPAGEにハマっているということは書き表せていたらいいなと思う。
こんなにもだらだらと続いた長文を最後まで読んでくださった方、いらしたらありがとうございました。

*1:EPISODE."O"であり略称は「ザワオ」であるとも聞いたが、私は普段エピゼロと呼んでいるので、ここではそう表記させていただく。

*2:バカで熱くてド真っ直ぐな王道的主人公。壱馬くんがする楓士雄の演技で上手いなと思わされたのは、その「太陽!!」って感じの天真爛漫な明るさから一瞬でスッと波が引くような「静かさ」を表現できるところだったのだと思う。今も壱馬くんの演技のそういうところが私は好きである。

*3:ザワの劇中歌。この時のパフォーマンスはよみうりランドからの中継であり、セットからもうハイローの世界観であった。そして、のちに知ることになるが、武者修行時代の3ルートに分かれたところから歌い始めて全員集合してサビというめちゃくちゃエモい演出がなされていた。

*4:あとから考えれば SWAG&PRIDE→いつかのメリークリスマス(B'z)→Move the World は振り幅の鬼であった。しかし、その幅こそがまた彼らの魅力なのだと気づかされることになる。

*5:のちに、『Unbreakable』のめちゃくちゃ好きなパート(Open up, open up, open up 眼を開け ~ )を担当しているのがTHE RAMPAGEであることが判明した。最初からしっかり掴まれていたのであった。

*6:LDH新年レモンサワー打ち上げ生潜入SP」と題して、カウントダウンの合同ライブを終えたLDHメンバーが集まり乾杯の挨拶から視聴者プレゼントをかけたゲームなどの様子を中継していた。2020年はLDHパーフェクトイヤーということで、その開幕祝いでもありとても盛り上がっていた。THE RAMPAGEの陣さんとEXILEFANTASTICS佐藤大樹くんが司会を務めていた。

*7:定員に達すれば、通常上映が終了しているタイトルの映画も映画館で見られるというシステム。定員まであと少し!!というツイートが回ってきており、行かねばという気持ちに駆られた。無事上演決定して良かった。https://www.dreampass.jp/

*8:のちに連載された同ライターさんによるコンビ編もとても興味深かったので紹介しておく。

realsound.jp

*9:LDH TVはファンクラブ会員向け動画配信サービスであったため、ファンクラブ入会が必須であった。現在のCLはファンクラブに入らなくても登録できるようになっており、無料会員でも見ることができるコンテンツがある。